三線雑記

【すぐに実感!】ボイストレーニングで沖縄民謡が上手くなる!

こんにちは。琉球國民謡教会で三線教師を目指している宮城です。

今日はボイストレーニングについてお話していこうと思います。興味はあるけど、やったことがない。

やってみたいけど、勇気がないという人のために少しでもイメージが湧けば幸いです。

沖縄民謡歌手の歌声を聞いて癒される人はとても多いです。

夏川りみさんや上間綾乃さんのようなポップスシンガーから嘉手刈林昌さんや大城美佐子さんのような純沖縄民謡歌手まで声の質から歌い方まで本当に幅広く、聞く人を飽きさせないのが沖縄民謡と個人的には思っています。

そんな沖縄民謡にあこがれて、いざ三線を始めてみたはいいけど、なんか違うなぁと悩んでいる方は意外におおいのではないでしょうか?

そういう僕自身も沖縄民謡を10年近く民謡研究所に通って稽古していますが未だに自分の声を好きになれません(^_^;)

三線はある程度弾けるようになり、歌もそれなりに覚えてレパートリーも増えてきましたが、本当に歌が上手くなっているのかは疑問です。

なぜなら沖縄民謡の教室や研究所では歌は教えますが「ボイトレ指導」までは行っていません。

なので、僕は三線歴は長いですが未だに自分の声に自信が持てないです。そんな僕が一念発起し、初めてボイストレーニングを受けてきました。

実際にボイストレーニングを受けてみると

ボイトレの効果

・声の出し方が楽になる
・喉が疲れない
・三線の音にぴったりと声が合う

などなど

たった1時間程度のボイストレーニングを受けても、このぐらいの効果を感じれるので定期的に行うと確実に自分の歌唱レベルは向上していくと思います。

全国で受けられるボイストレーニングスクールはこちらからチェックしてみてくださいね♪



今日のブログはココから♪

民謡教室ではボイストレーニングの指導はしません

こんなことを感じているのは僕だけでしょうか?

民謡教室に通っているけど、あまり歌が上手にならない」と・・・(;゚Д゚)

三線を始めてもう9年が経ちます。コツコツ研究所に通って地道に練習を重ねてきた甲斐もあって、かなり上手になりました。

今では色んな曲が演奏できるようになりましたし、速弾きも少しですができるようになっています。

でも・・。歌が上手に歌えているか?と聞かれるとあまり自信がありません(;’∀’)

でも、よく考えてみると、これは当たり前なんです。だって、民謡研究所では「ボイストレーニングを指導していない」からです。

沖縄民謡の場合は、唄者それぞれに歌い方の違いがあり、それが味になるという文化があるようです。

特にお年寄りから良く聞かれる感想の一つで、「あの人の声は太くて力強いね~」と言ってみたり、「あの人の声は細くて切ないね~」と言ってみたりと声の質までは問わないのが沖縄スタイルな印象です。

だから、ひ弱な声でも野太い声でもどちらでもいいんです。個性なんですから(;^ω^)

そうなると歌が上手くなりたい生徒や歌手を目指している生徒どうするかというと、最終的には「歌が上手な先生指導を求める」以外に方法はなくなります。

実際に仲宗根創さんや他の有名な唄者は数人の師匠に弟子入りしています

歌が上手になりたいなぁと考えている人は、自分が「この先生の声・この先生の歌い方が好きだなぁ」という先生を探して弟子になるのが一番の近道というわけですね。

上手になりたくてボイトレの無料体験を受けてみた

なんで自分の声ってこんなに変なの!汚くて録音なんて聞けない!!と常日頃から感じていた僕は、知り合いから何とか情報をもらい沖縄でボイストレーニングの指導をしている先生を紹介してもらいました。

それがK先生です。

ボイストレーナーのK先生との出会いはまた別の記事にしますのでお楽しみ♪

K先生は自身もバンドマンとして活躍しているボイストレーナーです。僕は初めてのボイストレーニングということもあり、超ワクワク。

一体どんなことをするんだ?と期待していました。

レッスン当日!

電話でレッスンの日時を設定しながらお互いの都合の良い時間を探します。

レッスン申し込みの電話をしたのが年末だったので、レッスンの日時を調整することが難しかったのですが、丁寧に対応してくださり無事に日程設定は完了。あとはレッスン当日をまつばからいです。

レッスン当日は、近くのカラオケルームに集合。少し遅れて到着しましたが、不機嫌にならずに優しく向かい入れてくれました。

「どんな事をするんだろう?」とドキドキしながらK先生の様子を見ていると、Youtubeのボイトレ動画みたいに先生がピアノを使って僕の声を評価してくれました。


僕がどの位の声の高さなのか?音程は上手く取れるのか?というのをみてくれて、「宮城君は声高く出るね~」とか「声にパワーがあるね。パワーは大事だよ~」と褒められまくりで嬉しくなりました(^^)/

そこで、調子に乗った僕は自前の三線を持参していたので、いつも僕がやっている「自己流の喉の調子を整える方法」を見てもらい、そして先生からアドバイスを頂くことに。

ボイトレって意外に難しい(;’∀’)

K先生の前で実際に自己流の喉のウォーミングアップをしてみせると・・・。うーん。OK。分かりました。と話して、今度はK先生のピアノに合わせて発声する練習に移りました。

「声とピアノの音を合わせる作業」を中心にトレーニングです。

なんかオペラ歌手になった感じですよ。

「ら・ら・ら・ら・ら~♪」と声とピアノの音を合わせます。

単調と言えば単調。新鮮と言えば新鮮。ピアノの音が高くなったり、低くなったり、喉の開き方を指摘されたりと普段やっているお稽古とは別物でした。

先生の褒め殺し的指導で1時間という時間があっという間でした(;’∀’)

実際にボイストレーニングを受けた正直な感想。

ボイストレーニングのレッスンはあっという間に終わってしまいましたが、確実に自分の声質の変化を感じる事が出来ました。特に変化を感じたのは

ボイトレ後の変化

1.喉が疲れていない

2.声の響きが良く聞こえる(遠くまで届く声になっている)

3.ピアノの音の高さと自分の声のズレが減った気がする

という印象でした。

レッスン開始前は適当に感覚だけで声を出して歌っていたのですが、K先生から「ちゃんとピアノの音を聞いて~」と何度も何度も根気強く声掛けしてもらったので、段々と「あぁ、ピアノの音はこの声の高さだなぁ」とちゃんと音の高さに合わせて声が出しやすくなった感じがしました♪

民謡教室では先生の「歌い方をマネしなさい」と言いますが細かく「声の出し方」までは指導しないことが多いです。

なので、今回のボイストレーニングで「通る声の作り方」も体験することができてとても満足です。

しかも、今回は「無料体験レッスン」だったので超お得に自分の声質変化を体験できました(^_-)-☆

ボイストレーニングの頻度は?

ボイストレーニングのを受けて先生に素朴な質問をしました。

どのくらいの頻度でレッスンがひつようですか?と聞くと、「週に1回はやったほうが矯正されるよ~」とのことでした。K先生曰く、あんまり自己流な歌い方を続けると発声方法や音の取り方が狂ってくるとか。

僕としてはちゃんと歌を歌えるようになりたいので、これからも定期的にK先生の指導を受けることにしたのですが・・。

中にはいろいろな事情で難しい方もいると思います。そんなことを先生に追加で聞いてみると・・・。

「まぁ、毎回のトレーニングが難しかったらコンクールや発表会の前にでもトレーニングを受けたらいいよー、全然声の質が違うよ~」と気さくに返答してもらいました。

これは意外に大切なことです。経済的な理由もあってボイストレーニングのレッスンを受けたくても受けれない人が実は多いと思います。

それに「単発のボイストレーニングでも、自分の声質が変われる」という意見が聞けたのでなんか安心しました。

コンクールや大事な発表会、余興などが予定としてある方は、積極的にボイストレーニングを受けてもいいと思います♪

さて。今回のレッスン料は・・・。

一通りボイストレーニングの体験が終わり、今後のレッスン料のお話に・・。

ちなみK先生のボイストレーニングのレッスン料金は月額1万円!という事でした(;゚Д゚)

沖縄の片田舎でしっかりとレッスンが受けられると考えるとまぁこんなものか?と考えてしまいますが。でも沖縄民謡のお月謝が月3,500円と考えるとかなり高額な習い事になります。

だから、本気の人しかレッスンを受けないというわけです。

ちなみに、K先生を紹介してくれた知り合いは

このボイストレーニングの為にパートに出てお金稼いでるよ~」と言っていました(;’∀’)

やっぱり、歌が上手な人はそれなりに努力しているし、覚悟がちがうという事を知りました。僕も頑張らねば!

今回のまとめ

今回は僕が無料でボイストレーニングを受けて声質の変化にビックリした記事を書きました( ..)φメモメモ

実際のレッスンでは1時間という時間でしたが確実に声の質は変わると体感しました。

そして、このレッスンを参考に自分の日々の練習にどうやって声質向上の要素を取り入れるかもわかった気がします。

三線の練習にボイトレを取り入れよう♪

1.喉を開く練習をしよう!

2.三線の弦の高さで声を出す練習をしよう!

3.定期的に録音し参考音源とのズレを修正しよう!

でもこの練習は1度先生から指導してもらって体験しないと分からない練習メニューですので声質改善を目指す方は是非ボイストレーニングを受けてみてくださいね♪

それでは、今日のお話はこれまで♪

また次回のブログでお会いしましょう٩( ”ω” )و

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