はいさい。三線教師の宮城です。
今日は先日受験した八重山古典民謡コンクールのことをお伝えしようと思います。
まずはじめに。
「最高賞 合格頂きました!」ヽ(*^ω^*)ノ
3年間かけてコンクール受験の準備をしてきて、やっと合格を勝ち取った!という感じです。本当に感無量といった感じ。
これまでたくさんの方のサポートや応援があり、稽古を続けることが出来ました。
本当に嬉しいです❗️❗️
令和6年度の合格率は42.8%❗️
令和6年度 琉球新報社主催の八重山古典芸能コンクール最高賞部門の合格率はなんと42.8%と低い数字になっていました。
受験生は7名。そのうち合格したのは3名。
受験生のみなさんが1年間コンクール受験に向けて準備してきて、それでも合格点に至らなかったということです。
毎度のことですが試験の合格基準がかなり高いことを意味していると思います。
前年の令和5年度は合格者1名だけだったので、前年度よりは良くなっているかも知れませんが💦
それでも簡単に受かるような試験ではないということですね😅
なぜ八重山古典民謡コンクールが難しいのか?
琉球新報より
上記の記事からもわかるように、八重山古典民謡コンクールで求められるのは正確性は元より、タノール(味わい)を出すことが重要のようです。
僕も師匠から散々言われてきたことに
『歌に波を作りなさい」とか「歌を聞いている人に、歌の情景を伝えなさい」というように指導されてきました。
それだけ歌に味わい・重みをつけることを大切にしていると思います。
特に僕の師匠は歌の味わいについては細かく指導してくださる先生ですので、指導を受ける側としてもハードルは高かったです💦
ただ歌えばいい・・ではない
うちの師匠がよく言っているのは、「八重山の歌にはそれぞれ歴史があるんだよ〜」です。
一つ一つの歌が作られたのは理由があって、その歌が歌い継がれている理由というのもあると思います。
郷土愛が強く、土地を讃え、役人を讃え、生活を歌で表現している八重山民謡だからこそタノール(味わい)が審査基準に入ってくると思います。
カラオケ大会で上手にメロディーに合わせて歌うのとはちょっとニュアンスが違うかも知れませんね。
でも、歌をきいていて感動した!ってことがあるでしょ?
全然気にも留めなかった歌だけど、あの人の歌を聞いていると涙が出た!みたいな?それと同じことですよね。
タノール。これからも歌の背景や歴史に意識を向けながら歌の稽古を続けていこうと思います。
歌・三線を継承していくこと
現在私は、沖縄民謡・八重山古典民謡の2つを修行中です。
沖縄民謡では教師免許を頂くまで成長させて貰いました。
そして今度は八重山古典民謡の教師免許に向けて研鑽を積んでいこうと思います。
沖縄の島唄・文化・歴史を継承できる人材になれるように、初心を忘れず日々研鑽・日々精進していこうと気持ちを新たにスタートしていきたいと思っています。
特に僕が暮らしている地域(今帰仁村)は八重山古典民謡を教えている研究所は1つしかなく、沖縄民謡教室もありません。
なので地域的にあまり沖縄民謡が根付いているとはいえないかも知れないです。(沖縄市・コザとかは歌の街なので地域的に歌三線をする人口は多いかも知れないですね)。
まぁ、ゆっくり構想を練っていこうかな😊
だからこそ、三線研究所を開設して地域の子供達に沖縄の文化を継承していく素地を作る必要があるかも知れませんねぇ。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。