◆本皮が破れた。張り替えるなら本革が一番!
三線の皮が破れてしまった方へ。本皮・人工皮・強化張り、それぞれの違いと張り替えのポイント、音質への影響、修理方法について、沖縄三線の教師の視点から詳しく解説します。
三線を長く弾いていると、避けて通れないのが「皮の破れ」。
ある日突然、“穴ぁ!”と気がつくことが多い。そんな経験、ありませんか?

結論から言えば、張り替えるなら“やっぱり本皮”がおすすめなんです!
◆なぜ本皮なのか?~本皮を張る理由~
なぜそこまで本皮を推奨するのか?
それは、**「音の響き」「三線らしさ」「楽器の本来の魅力」**が全然違うからです。
本皮は他の素材(人工皮や強化張り)には出せない、柔らかさと深み、温かみを持った音色が特徴です。
そして、音の「余韻」は断然に本皮がいいです。
メンテナンスに少しコツや経験は必要ですが「本物の音」「沖縄の先生方の音」を探究して、真似したいと考えているなら本革というのは、大事なこだわりポイントでもあります。
◆張り替えの種類と選択ポイント
実際、三線の張り替えには以下の3つの選択肢があります。
1. 人工皮張り
- 値段が安い
- ほとんど破れない
- 湿度変化に強い
- その反面、音質がやや硬く、響きが本皮より劣る印象
2. 強化張り(人工+本皮のハイブリッド)
- 耐久性と見た目のバランスが良い
- 最近は音質改善もされていて注目度は⬆️
- ただし本皮単体ほどの“味わい”は出ないことも
- 表:本革、裏:強化張りのハイブリッドというのもある
3. 本皮張り
- 唯一無二の響き、三線本来の柔らかく深い音
- ただし、湿度管理や取り扱いに注意
- 破れやすい場合もあるけど、それでも愛され続ける理由がある
- 沖縄民謡:7〜8部、古典:8部、八重山民謡:8〜9部と張りの強さは変わる
僕の三線は”八重山古典民謡”用の三線だったので9部張りにしていました。
高音が出る分、強く本皮を張るので破れやすさはMAX!!です。
でも演奏の楽しさは格別。予算に余裕があればお好みの張りを選んではいかが?
◆やっぱり音質にこだわるなら「本皮」!
もちろん、使う環境や予算、三線歴によってベストな選択肢は変わります。
ですが、自分が求めている「三線らしい音」「好きな音色」「近づけたい音」にこだわるなら、やっぱり本皮張りをおすすめします!
もし「皮が破れてしまった…」とお悩みの方は、まずは沖縄の三線店に気軽にお電話することをお勧めしますよ♪
一緒に“あなたの三線の音”を復活させましょう!
宮城きわむ三線教室
LINE登録で体験レッスン限定のプレゼン🎁を贈呈中✨
【LINE登録はこちら】