こんにちは。琉球国、民謡協会で三線教師を目指している宮城です。
今日は三線の塗り替えの話をしたいと思います
はじめに
皆さんは新しく三線が欲しくなった時はどうしていますか?
古い三線を売りに出して、新規購入の費用に当てていますか?それとも、コレクションの一つとして家の棚に1丁ずつ飾っていますか?
私の個人的な感想にはなりますが、三線を購入する際は相当の覚悟と妻への根回しが必要になってきますが・・・。どうでしょうか。コレは家庭を持っている既婚者ならではの悩みと思いますが・・・(^_^;)
三線は欲しい。けれども、家にはたくさんの三線がある。今の三線にも愛着があるし、手放すなんて考えてもいない。
そんな方に自分のお気に入りの三線が新品のように蘇る
「塗り替え」という方法を提案したいと思います。
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三線を塗り替えよう!
結論!まずは予算の話をしましょう!
簡単に塗り替えといっても、色々とやりたいことがあります。
どうぜ塗料を全部剥いでしまうので、これを機に中古三線をフルレストアしようとかんgなえました。
そして、今回僕が考えたフルレストアの内容としては・・。
- 塗り替えは「スンチーの青色」で塗り替える!
- 弦がビビるのでとぅーいの直しもしてもらう!
- カラクイが滑ってしょうがないのでカラクイの穴開けもお願いする!
です。
上記の3点を米須三線店さんにオーダーになり、見積もりはこんな感じになりました。
棹塗り替え(青) ¥16,000
トゥーイ調整 ¥5,000
カラクイ調整(棹穴) ¥1,500
合計 ¥22,500
うん。出せない額ではないし、新品を買うよりはずっと安い!
ということで、お店の人と相談して数週間後待つことに・・・。
経過報告はメールが中心
三線の塗り替えをお願いして、作業が終わる度にメールが来ました。
米須三線店さんとのメールは多分10通以上はあるんじゃないかというぐらい細かくメールで情報を共有してもらいました。
なんといっても僕は「几帳Men」なんです。自分の三線がどうなっているのか知りたくて知りたくてしょうがないんですよね( ^ω^ )
米須三線店さんは写真を添付しながら状況を説明してくれたので、自分の三線が今どういう作業工程にあるのかというのがリアルタイムで知ることが出来ました。
そんな几帳Menな僕にも丁寧にメールを返してくれた米須さん。ありがとうございました(*’▽’)
どうせやるなら、フルカスタムする?
塗り替え作業でどうせお金を払うなら、カラクイやティーガー(胴巻き)も新調しよう!と欲張りな宮城が出てくるのは同然です。
カラクイは変えたいなぁと思いつつ、どういうカラクイがいいか分かりませんでしたが米須三線店さんのホームページを見ているとカフーカラクイというのに目が留まりました。
かっこいい!
これこれ!僕が探していたのは!という感じ。
ということで、三線のカスタムも追加で行う事を決めました。
- カラクイはガラス玉にする
- ティーガー(胴巻き)は天キャップとお揃いにする
- ティーガー留めは鷲の飾りにする
となりました。
しかし、探していたカフーカラクイはガラス玉の仕入れができない状況もあり、ガラス玉が再入荷するまで2ヶ月ほど待つことになりました。
まぁ、これは仕方ないかなぁと少し諦め。でも製造中止出なかった事が救いでしたね。
そしてティーガー(胴巻き)です。
ティーガーは、沖縄三線組合のオンラインショップで購入しました。胴巻きの取り付けに不安があったんですが、米須三線店さんに電話して「一緒に取り付けってできますか?」と相談すると「いいですよ~」と快く返答を頂きました。
沖縄三線組合から届いたティーガーを米須三線店さんに郵送して、取り付けてもらいました。しかも取り付け工賃は無料でした(*’▽’)ありがとう米須さん。
無事に三線のフルカスタムのミッションも全てクリアです。
ティーガー留は必須!
あ、胴巻き留めを忘れてました(;^ω^)これは本当に個人的な感想ですが・・。
ティーガー留は必須と考えています。
特に軟らかいミンサーや手作りのティーガー(胴巻き)は紐で強く胴に結びつけてしまうとヨレたり、たわんだりしてみっともない状態になってしまいます。
なのでティーガー留めもついでに購入。まぁ、鷲のティーガー留でなくもいいんですがどうせなら「かっこいい鷲のやつがいい!」というわがままです。
種類は黒・白の2色展開されていて、僕は白を注文しました。なんせティーガーが青色で少し暗めな色だったので、白い鷲が丁度良いアクセントになっています。
こういう細かい装飾品はオンラインで購入することは難しくて、実際に店舗に行ってガサゴソ小物を物色している時に見つけることが多いんですよね。
そういう痒い所に手が届くオンラインショップが増えたらいいのになぁと個人的に思います。
メルカリでも探せばティーガー留めはあることはある。
最終見積もり額は「4万円弱で収まった」
棹塗り替え(青) ¥16,000
トゥーイ調整 ¥5,000
カラクイ調整(棹穴) ¥1,500
ティーガストッパー白(胴巻留) ¥2,400
琉球ガラス玉カフーカラクイ スイムディ黒(青)3本セット ¥7,800
合計 ¥32,700
ティーガー(三線組合) ¥8,800
ティーガー紐の飾り(手芸店) ¥70(35円×2)
総額 ¥41,570 プラス消費税
となりました。
4万円弱で新品同様に蘇った我が三線が男前になって帰ってきました!
とても嬉しい結果です。
まとめ
今回は、古い三線を塗り直して新品にフルレストアとフルカスタムの計画をブログでお伝えしました。
塗り替えをしてみての感想ですが、やっぱり自分の三線が新品同然となって戻ってくるのは嬉しいです。
しかも、思い入れのある三線なら尚更だと思います。
三線が少し弾きにくいなぁと感じている場合は、塗り直しの時にフルレストア・三線を見てもらって必要があれば削りの調整もOKなので本当に新品になって戻ってきます。
奇麗に仕上がった三線を手にすると練習にも意欲的に取り組めるような感じがします。
もし自分の三線が古くなったなぁ、買い換えたいけど予算がなぁ。。とお考えの方は、この機会に塗り替えという方法で自分の三線を新しく蘇らせてみてはいかがでしょうか?