こんにちは。琉球國民謡協会で三線教師を目指している宮城です。
今日はタイトルのとおり「三線の独学ってあり?」というテーマで記事を書いていきます。
三線を始めたいけど、近くに三線研究所がない。
研究所に行くほど本気ではないけど、自力で始めてみたい。
そんな方は多いと思います。
実際に楽器店や書店に行くと沢山の教則本が売られていますし、独学で三線を上手に弾きこなしている方は多いです。
僕も実は三線は独学からスタートしたほうです。そして知らず知らずのうちに三線にはまり込んでしまい今年で三線歴は10年になります。
そして現在の民謡研究所に通って7年が過ぎようとしています。そんな経験から独学の良いところ、悪いところについて僕の思う事を書き綴っていこうと思います。
結論から言うと・・・。
三線の独学はもちろん「あり」です!
その理由として
- 地理的な問題で教室を探せない
- 経済的な問題で月謝を捻出するのが難しい
- 今のところ研究所にいく必要性を感じていない
などなど。
理由は様々ですが、自分のライフスタイルと研究所に通う事がマッチングしていなければ、研究所に通って三線を練習する必要性はありません。
というか、必要性を感じていない方が研究所に通ってしまうと三線の練習が面倒くさくなって三線を止めてしまう可能性も出てきますよね💦
それなら「独学で楽しむ」方が良いと思います。
僕の友達が独学したいと言ったら?
先にも書きましたが、僕も最初は独学で三線を練習していたので、独学する楽しさや気軽さについては十分理解しています。
その一方で独学のデメリットも分かっています。
下の表で少し紹介しますね♪
メリット | デメリット | |
練習曲 | 自分のやりたい曲が出来る | 先生が教える課題を練習 |
時間 | 自分のやりたい時間 | 教室がOPENしている時間 |
移動 | 自宅や公園など好きな場所 | 指定された教室・部屋 |
対人関係 | 一人または友達と練習する | 先生と個別または生徒と一緒 |
簡単にリストアップしてもこれだけのメリット・デメリットが出てきます(;^ω^)
もし、僕の友人が三線を始めようと言ったら、間違いなく「一緒に練習しようよ」と誘うと思います。
これは、独学・研究所に通った経験もあるからこそ言えるアドバイスだと思います。
なぜ研究所に通った方がいいのか?
これは僕自身の研究所を見学した時の体験談でもあるのですが・・・。
三線を独学でやってました。よろしくお願いします。
工工四は読めるの?
はい。工工四読めますよ。
じゃぁ。○○歌おうか。
分かりました。よろしくお願いします!
うーん。なんか変な歌い方してるね。あんた癖が強いね
という具合でした(;^ω^)
三線を研究所で習い始めた当初は、1年半ほど独学で練習していたので工工四は読めたのですが、歌い方が独特だったようです(;^ω^)
要するに「音痴」ということです💦
独学をする時に重要なのが音源を聞き込むことです。
色々な民謡歌手の歌は、初心者にはハードルは高すぎです。なので、CD付の教科書を探して行きついた先は大工哲弘先生の教則本でした。
しかし、変な歌い方をしているのは自分ではあまり気づかなかったですね。ちゃんと歌えていると思っていたのですが、節回しがどうも大工哲弘先生の教則本とは違う歌い方になっていたようです(;゚Д゚)
僕が独学していた頃の愛読書です↓
独学のデメリット:自分では分からない変な癖
独学もいいけど、せっかくなら変な癖がつく前に研究所の先生に指導してもらう事を僕はお勧めしています。
自慢ではありませんが・・・。実は僕音痴なんです(;゚Д゚)
なので、コンクール前になるともう、必死で歌の聞き込みを行います。ほぼ完全コピーするつもりで何度も何度も参考音源を聞き直し、自分で歌って録音して、聞いてみて。
修正に修正を重ねてやっと「音取り」が出来るようになるのです(;^ω^)
その音痴に気づいたのは、結局は先生からの指摘があったから初めて気づいたことではあるんですよね。自分で気づかないから余計難儀な思いをしています。
まぁ、これもまた個人差があり好き嫌いがあるとは思うんですが。
やっぱり上手になりたければ、民謡の経験がある先生やボイストレーニングの先生に一度自分の歌い方を聞いてもらって自分の癖を知るだけでも十分上達に近づくと思います。
マンツーマンのボーカルスクール
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ボイストレーニングを以前受けた事があるのですが、やってみるとその効果は即体感できます。やっぱり声の出し方が全然違います(;゚Д゚)
当たり前ですが・・。
ボイトレの先生はどうやったら良い声がでるか分かっていますからね。素人が考える声の質とプロの方が考える声の質ってやっぱり違うんですよね(;゚Д゚)
特にボイトレの先生は1音1音の音取りに対してシビアでした(;^ω^)
少しでも音程を外すと「ちゃんと音を聞きなさい!」とスパルタ指導でしたからね。まぁ、いい勉強にはなりましたが、同時に自信も失ったのは言うまでもありません。
まとめ
今日は三線の独学ってあり?というお題でブログを書いてみました。
結論から言うと「あり」です。
でも、注意事項として上手になりたいのであれば「経験のある先生から指導を受けるべし!」という事ですね(^_-)-☆
三線教室に加えて、ボイトレも良い意味で自信に繋がります。
教則本やボイトレも活用しながら自分なりに三線を楽しめる時間や自分の成長を実感できる体験ができるといいですね。
独学で教則本からスタートしたい!という方はこちらをチェック!
ということで、今日のブログはこのここまで
また次のブログでお会いしましょう。この記事が参考になったら幸いです(^_-)-☆