三線雑記

古典音楽芸能祭に参加しました!

はいさい。民謡教師を目指して奮闘中の宮城です。今日は、昨日(令和4年11月13日)行われた琉球新報社主催の古典音楽芸能祭について少し書いていきます。

今年の芸能祭は3年ぶり?という事もあり入場者数も結構いたのではないでしょうか?普段は八重山古典民謡や琉球民謡で芸能祭に出演する機会はあるのですが「琉球古典」では初めての経験でした。

まぁ、これと言って違いはないのですが・・・。

気づいた点と言えば、「入場者数の多さ」かもしれません。

客席が7~8割ほど埋まっていました。八重山古典民謡や琉球民謡の場合はここまで埋まらないのではないかな。

えー?新報ホールってこんなに人はいる事あるんだぁ~

というのが素直な感想でした。

さて。僕は何に出演したかというと「下り口説」の笛で出演!

初めての経験で色々三線やお琴の方々に援助をもらいながらなんとか自分の役割を遂行することが出来ました。この場を借りて、助けていただいた皆様には感謝申し上げます(*’▽’)

さらに驚いたことが・・・。

安富祖流弦聲会の若手に活躍です!

Youtubeで「安富祖流弦聲会」と検索すれば沢山動画が出てくるのですが、それは成人した方々の演奏が殆ど。

僕が今回一緒に演奏させてもらったチームでは、下は中学生~高校生・社会人数名の地謡でした。

もうね、声に張りがある!え?こんなに迫力あるの?っていう具合です。

控室での手合わせの様子

野村流を知らないので比較はできませんが、古典音楽って「年配の方が歌う曲」と思っていました。なんか迫力がないというか、淡々と歌い上げるというか・・・。

でも、今回ご一緒させていただいた安富祖流弦聲会のメンバーの演奏を聴いていたらビックリ!声に張りがあって生き生きと歌う「若い力」を感じましたね♪

まぁ、芸能祭という事もあって新人賞や優秀賞を受賞した若手が集まっていたということもあるかもしれませんが・・・。

でも、古典音楽の芸能祭は一見の価値ありです。

本当に大反省なのですが・・・。実は古典音楽は面白くないという自分の思い込みにがありました(;^ω^)でも、この芸能祭に出演させてもらい、若手のメンバーと少しの間ですが一緒に過ごす中で、「あぁ、古典もいいかも。というか安富祖流ってきれいな歌い方するなぁ」と印象が180度変わりましたね(*’▽’)

とくに安富祖流の「歌三線」の手技がとてもきれいでした。

演奏の所作にはとても厳しいと定評のある安富祖流ですが・・・、師範の手元をよく見てみると細かな所作が満載で、しかも美しい。

こんなにきれいに歌を引き立てる所作を習ってみたい!と思いつつも、僕の住んでいるところには研究所はありません。うーん、笛の師匠にどこかによい先生がいないか聞いてみましょうかね~。

というわけで。今回は古典音楽芸能祭に参加しましたよ~というお話でした。