はいさい。琉球民謡の教師を取得しようとたくらんでいる宮城です。
今日は、芸能祭の出演について少しブログを書き進めていきます。
令和4年11月に行われる琉球新報社主催の琉球古典音楽芸能祭では、私は「笛」を担当し下り口説の演目で出演します!
ほんの5分程度の時間ですが、地方の1人としてしっかりと役割を果たしていこうかと思います。
稽古では出来るのに・・・。
先日、安富祖流弦聲会のメンバーと踊りの方と一緒に手合わせの機会を頂きました。
僕の家から1時間半かけて待ち合わせ場所に向かったのですが、連絡ミスで開始は1時間遅れるというアクシデント(;’∀’)
ひとり踊りの稽古場で他の地謡て知らなかったので、「もう来るだろう・・・。もう来るだろう・・・」とダラダラと時間を過ごすことになってしまいました。
実際に手合わせをやってみると・・・。
地方のメンバーが揃い、実際に踊り、うた三線、笛が合わさっての手合わせが始まりました。
緊張の瞬間ですよ。
だってね、三線の人は4人で来ていて、踊りの人は師匠と一緒。笛の僕だけが独りぼっち。だれもサポートはいません。心理的にアウェイ感満載です(;’∀’)
録音した音源を聞き直すと良く音出しもせずに手合わせに臨んだなぁと呆れてしまうのですが、初めての手合わせってこんな感じなんでしょうね。
ちゃんと三線の高さに合わせて笛を吹いているつもりですが、少し上ずっているようで優しく三線リーダーさんに「ちんだみ上げましょうね~」とフォローされました。
すいません(;’∀’)リーダー。
2回の手合わせで終わり?
初めての手合わせは2回踊ってもらっただけで終了でした。早ぃ(;゚Д゚)
僕は1時間半かけてきたのに、そして1時間も待ったのに、30分で終わり?
そかそか。手合わせってこんな感じなんだね?
という気持ちです。なんせ私は素人が増え持って歩いているようなもんですからね。
でも、これで大まかな流れは分かったので次回からはしっかりと時間の使い方に気をつけていけると思います。
上手く演奏できないのは、僕のせい?
手合わせで一番のショックは「練習通りに音が出せなかった」という事です。
練習の時は師匠にしっかりとサポートしてもらい「あーだ。こーだ」と言ってもらえるのですが、実際に1人でやるとなると心細くメンタルがやられました。
師匠や兄弟子から言われていた「笛はその場のメンタルがすぐに音に出るよ~」という言葉をマジマジと体感しました。
唇の形は整わないわ、息の量は安定しないわ、歌口にちゃんと唇がわないわで練習で出来ていた演奏とはだいぶかけ離れた状態でした(;゚Д゚)
練習の時に師匠から「まぁ、新人賞を取ってすぐだから、こんなもんでしょう」という言葉をそのまま受け取ってしまい、「練習しなくてもOK。こんなもんなんだから」という思い込みに支配されていたかもしれません。
結局は、自分の練習不足がそのまま手合わせの音として出てしまったと思います。今となってはどうにもできませんが、これを反省点としてしっかりと内省し前進あるのみです!
失敗を成功に変えていこう!
失敗した苦い経験というのは、練習を怠った過去の自分が招いた結果としてしっかりと受け止めました。
あの日以来、家族や子供たちがまだ起きない午前4時半から笛の朝稽古を始めました。こんなに「練習しなきゃ!」と思えたあの手合わせの体験に本当に感謝です。
あの日の苦い経験や恥ずかしき持ちをしっかりと受け止めて、本番当日は「地謡のみんなと良い舞台を作った!」という明るい未来に変えていこうと決心しました。
できないのは、しょうがいない。でも、できないままは、自分の工夫の問題です。やりたいと決めたら、自分なりに工夫してやれるようになればいいと思います。
もちろん、師匠や兄弟子のように経験値もないので足元にも及ばないことは重々承知していますが、「先月の僕よりは進歩しているように」頑張っていこうと思います。
来週の本番は、笑顔で終われるといいですね(^_-)-☆