新人賞

沖縄民謡コンクール:新人賞は成長のチャンス!

こんにちは。琉球國民謡協会で教師を目指している宮城です。

今日は沖縄民謡のコンクールについて書いていきますネ♬

知名定男さんや嘉手刈林昌さん、ネーネーズの歌に憧れて沖縄民謡を始めた方は意外に多いと思います。

そういう僕も嘉手苅さんの声や大城美佐子さんの歌に憧れてこの民謡の世界に足を踏み入れた一人です(^_-)-☆

三線を弾くことが楽しくて、沖縄民謡を歌える事に喜びを感じていた独学の期間を経て、晴れて研究所に入門しもう8年が経過しようとしています。

そんな初々しい時代を少し振り返りながら、新人賞を取った時ってどんな感じで練習していたかなぁと思い出しながら今回のブログを書いています。

今回の記事を読んで解決出来る事

このブログで解決できること
  1. 新人賞を受けるメリット・デメリットがわかる
  2. 新人賞を受けるまでの準備の仕方がわかる
  3. 新人賞を合格した時のご褒美がわかる

それでは。宮城さんの三線ブログを始めていきましょう(^_-)-☆

私のプロフィールはこちらです♪

新人賞のメリット・デメリット

沖縄民謡って楽しい♬とやろう!と決めて研究所に通っている皆さん。研究所の先生からこんな事を言われませんでしたか?

師匠

君はもうここにきて慣れてきたでしょ?そろそろ新人賞受けてもいいんじゃない?

宮城

え~コンクールですか?いやぁ、私はぁ。どうしよう(;^ω^)

民謡研究所あるある

民謡研究所に通って数ヶ月が経つと、なぜか師匠から「新人賞を受けなさい」というお声が掛かります。

そのまま研究所に残る人とコンクールのプレッシャーに耐え切れず幽霊部員になる人と分かれる

皆さんはどうですか?お声が掛かってきましたか?

すこし思い返すと、僕が沖縄民謡コンクールで新人賞を受けたのはもう8年近く前の事になります。あの時は、民謡の事なんてよくわからず当時お世話になっていた師匠の言われるままに突っ走ったような記憶しかありません。

昭和世代のスパルタ指導で少し無理があったかもしれませんが、少し強引に背中を押してもらった師匠に今思えば感謝です(;’∀’)

現在は教師免許を取得するために猛練習中ですが、過去の新人賞を受けてみてのメリットを少し振り返ります。

新人賞のメリット
  1. 三線の技術が爆上がり。三線の演奏がもっと楽しくなる
  2. 他の人が経験できない経験と「話のネタ」になる
  3. 運が良ければ、芸能祭でソロデビュー出来る

3つのメリットをあげてみました。

ただでさえ、沖縄民謡が好きで憧れの民謡歌手に近づきたいと思う一心で研究所の門を叩いたと思うんですが・・・。新人賞を受けてみると、自分の技量が大きく成長している事に気づくと思います。

まぁ、新人賞コンクールを受けるともなると「それなりの練習量」が必要になってきます。一心不乱に練習していくと自然と技術って伸びていくんですよねぇ♪

しかも!この沖縄民謡コンクールの経験はまたとない「お話のネタ」にもなります。

普段は人が避けているような・足がガクガク震えてしまうような状況(コンクール本番)を乗り越えた自分の道のりをお友達に楽しく語れるというのは、三線コンクールを受けた人でないと語れないエピソードです。

僕の個人的な意見ですが、「人とは違うオリジナルの人生経験が出来る」ということが最大の魅力と僕は感じています(*’▽’)

余談ですが。新人賞を上位の成績で合格すると芸能祭というお披露目の場で「独唱」というソロデビューのチャンスがもらえます!

これは大変名誉なことであり、上位3名しか舞台で歌を歌う事は出来ません。上位入賞する為には相当な時間を練習に費やす必要がありますが、チャレンジする価値は十分にあります。

芸能祭で独唱をした時の写真です。バチクワィ節を歌いましたヾ(≧▽≦)ノ

新人賞を受けるまでの準備の仕方

では、新人賞の本番まで何を準備していけばいいのでしょう?初めて新人賞を受ける人へのアドバイスを少し書いていきますね。

新人賞を受けると決めたら
  1. 申込用紙の記入
  2. コンクールまでのタイムスケジュールを作る
  3. 練習する時間を確保する
  4. 衣装の準備・着付けをお願いする人の手筈

とまぁ。こんな具合です( ..)φメモメモ

まずはコンクールの申込用紙を記入する

当たり前ですが・・・。この作業が無いとコンクールを受ける事ができません(;^ω^)

特に難しい事は書かなくてOKですので、師匠の名前、研究所の名前、自分の名前、芸歴など。必要事項を記入欄に書いていくだけです。

15分もあれば終わる作業です。

コンクールまでのタイムスケジュールを作る

確認しておきたいのが、「本番まであと何日あるか」という事。

コンクールの受付締め切りは本番の2カ月前までと思います。なので人によっては半年前から新人賞の声が掛かっている人もいるだろうし、申し込み締め切り直前に声がかかる人もいるかもしれません。

どちらにせよ、受けるまでの日数がわからないと練習量の調整ができないので、本番までどのくらいの時間の余裕があるかは確認しましょうね( ..)φメモメモ

課題曲の練習時間を確保する

新人賞を受けると決まったら、師匠から課題曲が言い渡されます。

師匠

あんたは豊節でいきなさいね。

生徒A

はい。(;’∀’)

師匠

あんたは、安波節ね。

生徒B

はい。ラッキー!もう工工四は覚えてるから安心!

という具合です。

新人賞の課題曲は師匠が決めれるので生徒によっては曲が違います。まぁ、相談すれば課題曲の変更も出来ると思うんですが、皆さん「合格」を目標にしているので安波節で挑戦する方が多いのではないでしょうか?

そして、練習時間です。

定年退職した人や学生なら時間に余裕があるかもしれませんが、社会人でしっかり仕事をしている人にとっては練習時間を確保することは至難の業です。

家に帰ってやる事も沢山あるなかでコンクールに向けて行動していくわけですからね。

1日の行動スケジュールをしっかり立てて淡々と練習をこなしていくことをお勧めしています。

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本番に着ける着物・着付け役をお願いする

コンクールの本番は「着物」で行う事が前提となっています。

男性の場合は着物だけでOKなのですが、女性の場合は琉装でヘアーメイクもしないといけないので男性の倍ぐらい手間と時間が掛かると考えた方がいいと思います。

研究所によって着物の指定がある場合もありますが、基本自由な柄だったと思います。

師匠のおすすめの着物屋さんで購入するといいと思います。そして、忘れてはいけないのは「着付け役」をしっかりと探しておくことです。

大抵の場合は先輩や師匠が着付けしてくれますが、都合がつかない場合もあるので研究所で確認しておいてくださいね。

新人賞を合格した時のご褒美

僕は、コンクールの時に必ずやっておくことがあります。

それは、「ご褒美を準備しておく」ことです。

このご褒美があるのと無いのでは、コンクールに挑戦するモチベーションが全然違います。辛い練習でも「あのご褒美の為に!」と思うと頑張れたりします(*’▽’)

コンクール後のご褒美リストを作ろう
  1. 普段しないような事をやってみる
  2. 普段いかないような場所への旅行
  3. 高級料理店への予約
  4. 友達と慰労会をする
  5. この際だから、欲しかったものを買う!

ご褒美は基本なんでもOKで、自分の頑張るモチベーションが上がればいいと思います。

ちなみにご褒美のコツとしては「事前に予約する」ことです。

コンクール後にお店などの予約を取っておいて「絶対に不合格になれない」状況を作るというのがミソです。

背水の陣で辛いコンクールの練習を乗り切っていきましょう♪

浦波節
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余談:ご褒美の独唱は癖になります(^_-)-☆

僕の新人賞合格のご褒美は三線の購入と芸能祭の独唱でした♪

三線は南風原町にある「みなみ三線」の枝川勝さんの作った三線をチョイス。十数万円もするかなり高価なものでしたが、妻を拝み倒して何とか購入してもらえました。

その三線で今度は教師免許を受けます。

大切に使っていきたい三線と巡り会えただけでもラッキーと思います

そして、おまけのご褒美は芸能祭の独唱。

写真は那覇市市民会館の大ホールでスポットライトの下で一人歌った時の写真です。かなりテンション上がりますよね♪

まぁ、相当必死に練習しましたけど(;^ω^)

これも今ではいい思い出となっています。こんな経験、三線をしていなかったら「絶対なかった」と思います。

独唱後に師匠から「今日が一番良く歌えていたよ」と声をかけられた時は、寝ずに車で練習してきた苦労が報われたと心から思いました。

新人賞上位入賞:バチクワィ節独唱

沖縄民謡をやっていて思うのですが、この三線という楽器や沖縄民謡というジャンルを通じて沢山の人が「自分を褒める」機会が増えればいいなぁと密かに思っています。

嫌なことや大変な状況は日常生活のなかでは沢山あります。それでも日々前進できていると実感できる機会をこの三線コンクールで味わう事ができると考えているからです。

まとめ

三線を始めたら新人賞というイベントは通過儀礼です。挑戦する事に意義があり、人生を豊かにしてくれる経験でもあります。

自分に無理のない範囲で取り組んでいければOKと思います。

三線から自信をもらった僕は・・・。

むかし、仕事で悩んでいた時に三線の音色に救われた経験があります。

大きな失敗を「へっちゃら!」という気分にさせてくれたのが三線であり、三線仲間の存在でした。

自信を失った僕が上手く自分を取り戻せたように、三線をする一人一人が「自分の自信を取り戻せる」ような三線教室をいつか開設してみたいとも密かに考えています。

その前に教師免許取得に向けてしっかりと稽古しないといけないんですがね(*’▽’)

このブログも少しずつ更新していきますので、是非あそびにきてくださいね♪

今日のブログはココまで♪

最後まで読んでいただきありがとうございます。あなたの三線ライフを応援します。